シンガポールも高齢化社会に突入
シンガポールは今、着実に高齢化社会へと進んでいます。2012年には65歳以上の高齢者が総人口の11.1%を占めていましたが、2022年にはその割合が18.4%にまで上昇しました。わずか10年で約7ポイントも増えたことになります。
このペースが続けば、政府の予測によると、2030年には高齢者の割合が23.8%に達する見込みです。つまり、30年には国民の4人に1人が65歳以上になる計算です。このような人口構造の変化は、医療や介護、雇用など社会全体のさまざまな側面に影響を及ぼします。
政府はすでに、高齢者が働き続けられる環境の整備や、高齢者向けの住宅、公共交通のバリアフリー化など、さまざまな対策を打ち出しています。たとえば、公共交通機関には高齢者に配慮した優先席やスロープの設置が進み、ショッピングモールや公共施設でも高齢者が安心して外出できるよう配慮が見られます。
また、地域社会での支援も重視され、コミュニティ・センターでは健康教室や社交イベントが定期的に開かれています。これにより、高齢者の孤立防止や健康寿命の延伸を目指しています。
シンガポールの街並みは現代的で洗練されていますが、その裏には「すべての年齢層が安心して暮らせる社会」を目指す、細やかな配慮が広がっています。急速な高齢化に直面しながらも、前向きな取り組みが続いています。
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