「はよしねー」って怒ってるの? 実は優しい催促
石川県や福井県の嶺北地方で使われる「はよしねー」という言葉。一見すると「早く死ね」と聞こえてしまい、驚いた人もいるかもしれません。でも、心配ご無用。実はこれは「早くしなさい」という意味の、ちょっと砕けた言い回しです。
この「~ねー」は、「~なさい」が方言の中で変化したものです。もともと「~なさい」が「~なはい」となり、それがさらに「~ない」、そして「~ねー」へと音が縮まっていったのです。つまり、「はよしねー」は「早くしなさい」という、日常のちょっとした催し。お母さんが子どもに「宿題、はよしねー」と言うのは、「はやくやんなさいよ」という、やや厳しめの優しさがこもった一言。
確かに最初は驚くような表現ですが、地元の人にとってはごく普通の会話。旅先で耳にしても、「ああ、ここではこんな風に言うんだ」と楽しむくらいの気持ちがちょうどいいでしょう。
石川や福井の方言には、こうした「誤解されがちなやさしい言葉」がたくさんあります。言葉の響きだけで判断せず、少し耳を傾ければ、そこに込められた温かさにきっと気づけるはず。次に「はよしねー」と聞いたら、にっこり笑って「はい、やります!」と返してみては?
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