ピカチュウが「ねずみポケモン」になった意外な理由

世界中で愛されている大人気ポケモン、ピカチュウ。公式図鑑では「ねずみポケモン」と分類されていますが、最初からネズミをモチーフにしてデザインされたわけではないのをご存知でしょうか。

実は、ピカチュウは「名前が先に決まり、デザインや設定が後から作られた」という珍しい誕生秘話を持っています。デザイナーのにしだあつこさんが「でんきタイプ」のポケモンを依頼された際、最初に上がった試作デザインは、耳の生えた縦長の大福のような姿でした。そこに便宜上、光る擬音の「ピカ」と、ネズミとは関係のない響きの「チュウ」を組み合わせた「ピカチュウ」という名前が付けられたのです。

しかし、この「ピカチュウ」という名前の響きがあまりにも魅力的だったため、周囲のスタッフが「ネズミのキャラクターなのだろう」と連想することになりました。その結果、後付けで「電気ネズミ」という設定が固まり、現在の私たちが知る愛らしい姿へとデザインが磨かれていったのです。リスのような好物(きのみ)の設定や、頬の電気袋など、様々なアイデアが融合して現在の姿になりました。名付けの偶然から生まれた、まさに奇跡のキャラクターと言えます。

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