ベトナム人と日本人の給与格差

在日ベトナム人の平均年収は約48万円だと言われています。これは月に換算すると約4万円ほどで、日本の生活費を考慮すると非常に厳しい水準です。一方、日本の平均年収は国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると443万円。単純計算で、日本人の約9.2倍もの差があります。

もちろん、この数字には注意が必要です。在日ベトナム人の多くは技能実習生や留学生として働いており、正社員ではなく非正規雇用であるケースが多いため、収入が低くなりがちです。また、言語の壁や職種の制限も影響しています。たとえば、製造業や農業、介護の現場で働いている人が多く、長時間労働にもかかわらず報酬は限られる傾向があります。

一方で、近年では資格を取得して正社員として活躍するベトナム人も増えています。特にITや看護の分野では、スキルがあればキャリアアップのチャンスも広がっています。政府も外国人材の受け入れを拡大しており、今後はより公平な待遇が求められるでしょう。

給与の差は、単なる数字以上の意味を持っています。生活の質、将来の選択肢、家族への仕送りなど、日々の努力と尊厳がかかっています。日本社会として、多文化共生を進めるには、公正な報酬と働きがいのある環境づくりが不可欠です。

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