なぜ虹は半円形に見えるの?
空にかかる虹がいつも半円形に見えるのには、ちゃんと理由があります。太陽の光は、実は紫や青、緑、黄、だいだい、赤といったさまざまな色が混ざってできています。それが雨上がりの空に浮かぶ無数の水滴に当たると、光が屈折(くっせつ)して分かれ始めます。
このとき、色ごとに屈折する角度がわずかに違います。赤い光は約42度、紫の光は約40度で曲がるため、それぞれが円を描くように広がります。水滴は完全な球形なので、屈折した光は360度の円を描いて放たれるのです。
でも、なぜ私たちは**半分の円**しか見られないのでしょう? それは、地面に立っている私たちの視点が関係しています。光が作る円のうち、地面より下の部分は見えず、上半分だけが空に浮かぶ形になるため、虹は半円に見えるのです。
実は、高い山の上や飛行機から見ると、虹がまるごと円形に見えることがあります。また、特別な条件のもとでは、虹が二重になったり、横に長く伸びて「直線」に見えることも。でも、普通に歩いていて真っ直ぐな虹を見ることはなかなか難しいですね。
次に虹を見つけたら、その美しい弧の背後にある、太陽と水滴の繊細なバランスに思いをはせてみてください。
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